2012年12月3日月曜日

絶対音感とは何だ? その2「リニアじゃない周波数」

絶対音感というものに対する嫌悪感はだいぶ薄れてきたのだが、鍵盤に対する疑念は増すばかりだ。

音階、スケール、なんでも良いのだが、これは色んな種類があることは勿論分かる。
沖縄の音楽、日本の民謡系だとか、教科書に載っているピアノに合わせたドレミファソラシド以外の音の並びは世界に無数にある。
ドレミよりも更に細かい割り振りをしているものなどもあって、大変興味をそそられるのだが、とりあえず今回は置いておこう。

さしあたってピアノに使われている「平均律」なるものについて少し調べてみた。

  1. 1オクターブを12分割したもの
  2. 1オクターブを72分割とかもあるっぽい
  3. 和音はかなり犠牲になっている
  4. 転調は大変容易
ぐぐると色んな派閥があって大変おもしろい。
――が、私は音楽に関してはド素人なのであまり深く足を突っ込むことはしない。


前回、ドレミファソラシドが1→3→4→ 5 →7→9→11→12という様に、全音と半音混ざって並んでいるとか吹かした私ですが、実際はもっとアレな並びなんだと思い知った。
ぐぐると出てくるのは

純正律音階と平均律音階

ファ
基音(ド)に対する比1 (1.000)22/12 (1.122)24/12 (1.260)25/12 (1.335)27/12 (1.498)29/12 (1.682)211/12 (1.888)2 (2.000)


みたいに乗数とLogの嵐なので大変にずっこける。
「お前は何を言っているんだ?」と言いたくなる心を押さえつけて、せいぜい小数を使う程度のお話じゃないと私は理解できないので、周波数がどの様に変化しているのかを図にしてみた。







平均律の周波数っぷり画像


……。
全然リニアじゃない、というか、まぁ上の方にある屁理屈通りな訳なのだが、私が受ける印象とばっちり一致しているのが少し嬉しい。
特に「ラ→シ」の辺りは以前から上がり過ぎじゃないだろうか? と不安になっていただけに確認してみたのは価値があったと言える。


旋律や和音としての美しさは非線形なんだろうけど、脳みその中で分解整理して認識すると線形になるんじゃなかろうか?
鍵盤で絶対音感を測ろうとするのは矢張り間違っている気がする。

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