2012年8月10日金曜日

「傷だらけのクーラー」 自家水道利用の田舎クーラー2012年度版



 ハイ、今年も耐え切れずに引きずり出してきました、例のラジエーター+自家水道のクーラーさんです。

 構造としては以下の画像を見てもらえば分かりやすいかと。

自家水道利用のクーラー画像


 今年は専用の台座を作ってもらえたせいもあって、以前より見栄え良くなっております――が、どてっ腹に風穴が開いてしまいました。
 どうやら去年の秋口に片付けた際、内部に残る水を抜かなかったせいで、凍結→パイプ破裂、という事案が多数発生してしまい、アルミフィンを切り裂いては穴を塞ぎ、水を流して確認、という作業を50回くらい繰り返して、ようやっと何とか蘇生できた次第であります。
 丸一日つぶれましたが、余計な板金技術が手に入ったので由としました。




ラジエーター利用した水冷クーラー画像 前から
前からの御身。
前後で5箇所ほど大穴が開いてます。
左脇にも小穴が多数。




後ろからの姿

ラジエーター利用した水冷クーラー画像 後ろから


 ちなみに部屋全体の温度は数度下がる程度の性能です。とはいえ、一日の大半を過ごす椅子の後ろに設置して冷風が常時当る配置なので実に快適です。勿論除湿能力もあるので、東北程度の夏ならば楽勝です。




 何年も、計ろう計ろう、と思いつつ計っていなかった入水側と排水側の水温差を計ってみました。






入水側の水温約15度。

ラジエーター利用した水冷クーラーにおける水温の違い。 入水側温度計画像




排水側の水温は約18.5度。

ラジエーター利用した水冷クーラーにおける水温の違い 。排水側温度計画像




”おおざっぱな”排水量を計ったところ、20秒で1リットルの流量でした。
温度差3.5度、秒間50ccって事は、「175cal/s」で、「1 cal は大体4 .184J」なので、

 一時間で
 3.5*50*3600=630000cal

 ジュールに直すと
 630000*4.184=2635920J

 KWhで見ると
 2635920/3600/1000=0.7322KWh



 嗚呼、これ秒で見るなら3.5*50*4.184で良いじゃん等と気が付くけれども、まぁ見慣れた単位って事で。



 ナルホドなるほど。
 ――大体700ワットちょっとのクーラー
 ――途中でカナリのロスをしている
 そう考えると、「部屋の温度を下げるに至らないけど、直接風が当るなら快適」という状況は納得できる数値です。
 700ワット使い放題と考えれば万々歳でしょう!


 今年は片す時に水抜きを忘れないよう、覚えていることを自分に祈ります。





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