ほんのりと怖い話スレ その68
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1285407379/l50
824 :本当にあった怖い名無し :2010/11/05(金) 23:42:40 ID:wrssuoVm0
岩手県の賢治ワールドっていうウォーターランド?に
いとこの姉ちゃんとその父、俺の三人で行ったんだ。
滅茶苦茶楽しかったんだ。
流れるプールとか、ウォータースライダーとか何回やったか。
三人とも夢中になりすぎて、日帰りのはずが一泊することになった。
夏休みだから遠くから来る人もたくさんいて、宿泊施設がなかなか見つからなくて、
ようやく見つけたのが流行ってなさそうな古い民宿だった。
まあ着いたのが夜遅くて、三人とも早く横になりたかったから、ここでいいじゃんってなったんだ。
俺らと同じように泊まる所を探して、この民宿にたどり着いた人が居るらしく、部屋は二つしか空いていなかった。
当然、いとこの姉ちゃん&父が同室で、俺が一人なった。
俺は部屋に入るなり布団を敷き、寝た。くたくただった。
朝までぐっすりだろうと思ってたのに、夜中に起きちまったんだ。
寝ぼけ眼で安い腕時計を見ると2時を少し過ぎたくらいだった。
尿意は無かったから寝直そうと思って目を瞑った瞬間、
いとこの姉ちゃんとその父、俺の三人で行ったんだ。
滅茶苦茶楽しかったんだ。
流れるプールとか、ウォータースライダーとか何回やったか。
三人とも夢中になりすぎて、日帰りのはずが一泊することになった。
夏休みだから遠くから来る人もたくさんいて、宿泊施設がなかなか見つからなくて、
ようやく見つけたのが流行ってなさそうな古い民宿だった。
まあ着いたのが夜遅くて、三人とも早く横になりたかったから、ここでいいじゃんってなったんだ。
俺らと同じように泊まる所を探して、この民宿にたどり着いた人が居るらしく、部屋は二つしか空いていなかった。
当然、いとこの姉ちゃん&父が同室で、俺が一人なった。
俺は部屋に入るなり布団を敷き、寝た。くたくただった。
朝までぐっすりだろうと思ってたのに、夜中に起きちまったんだ。
寝ぼけ眼で安い腕時計を見ると2時を少し過ぎたくらいだった。
尿意は無かったから寝直そうと思って目を瞑った瞬間、
827 :本当にあった怖い名無し :2010/11/06(土) 00:09:17 ID:NF6jeWzl0
カリカリッと音がしたんだ。
ばあちゃん家でよくねずみが天井裏で走り回ってたから、ああ、ネズミいるんだって思って気にしなかった。
また目が覚めた。
2時半位だった。
30分くらいしか経ってなかった。
またカリカリッて音がした。
さっきより音がでかいんだよ。
段々
カリカリッがガリガリッ、
ガリッ、ガリッ
ていう音に変わってきて、明らかに天井じゃなくて壁から聞こえてきてるんだよ。
部屋の入り口に頭向けて寝てたから、足が窓のない壁を向けてて、
寝てる俺から見て右に窓があった。
左の壁には掛け軸があった。
その音は正面の何もない壁から聞こえてきてた。
怖かったのに何故か見ちまったんだよその壁。
右の窓から月明かりが入ってきてて、その壁が下半分照らされてて、上半分は暗くてよく見えないんだ。
その暗い上半分の方で何かがモゾモゾ動いてた。
何故か目を瞑れなかった。心臓はバコンバコン鳴ってるし。
段々その何かは下に、下に降りてきた。
ゆっくり、ガリッ、ガリッ、と。
人の手だった。
そっから記憶はない。朝起きたら一目散に荷物を持ってロビーみたいなとこに出た。
その壁を見ないように出てきたけど、部屋のドアを閉める時に少し見てしまった。
明らかに、何かで削ったかのように上の部分が禿げてた。
ばあちゃん家でよくねずみが天井裏で走り回ってたから、ああ、ネズミいるんだって思って気にしなかった。
また目が覚めた。
2時半位だった。
30分くらいしか経ってなかった。
またカリカリッて音がした。
さっきより音がでかいんだよ。
段々
カリカリッがガリガリッ、
ガリッ、ガリッ
ていう音に変わってきて、明らかに天井じゃなくて壁から聞こえてきてるんだよ。
部屋の入り口に頭向けて寝てたから、足が窓のない壁を向けてて、
寝てる俺から見て右に窓があった。
左の壁には掛け軸があった。
その音は正面の何もない壁から聞こえてきてた。
怖かったのに何故か見ちまったんだよその壁。
右の窓から月明かりが入ってきてて、その壁が下半分照らされてて、上半分は暗くてよく見えないんだ。
その暗い上半分の方で何かがモゾモゾ動いてた。
何故か目を瞑れなかった。心臓はバコンバコン鳴ってるし。
段々その何かは下に、下に降りてきた。
ゆっくり、ガリッ、ガリッ、と。
人の手だった。
そっから記憶はない。朝起きたら一目散に荷物を持ってロビーみたいなとこに出た。
その壁を見ないように出てきたけど、部屋のドアを閉める時に少し見てしまった。
明らかに、何かで削ったかのように上の部分が禿げてた。