2010年7月2日金曜日

ギャルゲのテキストサイズと拘束時間

精神の平穏を保つために某鍵っ子にセクハラメールを送っている最中に気になったので、エロゲのテキスト量に関してググってみた。

以後益体もない脳内駄々漏れ文章。

http://www.accessup.org/pj/6_BDD5B2C6BDA9C5DF/200902271.html


fate 4.29MB
大番長 4.10MB
Clannad 3.88MB
YU-NO 3.79MB
ToHeart2XRATED 3.68MB
月姫 3.17MB
君望 3.00MB
デモンベイン 2.83MB
こみっくパーティー 2.37MB
Eve burst error 2.37MB
水月 2.08MB
家族計画 1.98MB
ダカーポ 1.87MB
Air 1.69MB


上記に拠ると、Fate換算で1M辺り15時間。
ラノベは一冊300KB程度らしい。


●時間とByte単位で数字を出してみる
個人的に平均的ラノベを読み終わるまでに約60分として考えてます。すごく適当。

・エロゲの60分=66KB
・ラノベの60分=300KB

・ラノベの300KB=60分
・エロゲの300KB=270分

同じテキスト量として見ると、エロゲギャルゲはラノベの大体4.5倍ほどの拘束時間になる見込み。



●ちょっと値段を考えてみる。

例)3Mのテキストのエロゲが8800円
一冊辺り300Kbyteのラノベのテキストサイズを同じまで持ってくには大体10冊分。
一冊500円*10=5000円

ラノベにはスクリプト管理、音楽、パッケ説明書などが無いから、その分上乗せで3800円――とはならんだろうから、プラス2000円位。
ラノベは大手出版社補正もあるだろうし、エロゲ8800円って案外バランス取れてるのかな?
時間当たりの値段は「一回のみ読む&全ルートクリア」という条件でならエロゲの方が計算するまでもなくコストパフォーマンスは上。
だが、どちらも複数回読んだりすることもあるので、人に拠るとしか言えない。




●時間の水増し
エロゲギャルゲのシステムで秀逸だと思ったのは、

・改行時にクリックさせる
・キャラクターの立ち絵を背景の上に載せて数秒稼ぐ
・効果音出して数秒稼ぐ
この辺。
これらのおかげでラノベと同じテキストサイズだと、5倍近いボリュームに出来る。
絵と音を付け加えるという行為で単なるテキストが5倍ですよ奥さん!
絵と音をつけてスクリプトを管理する労力は5倍どころじゃすみませんよ奥さん!


お話に絵と音とクリックつけて戦闘シーンとLVアップとか付けたらRPGになっちゃう!
とてもじゃないけど5倍の労力じゃ絶対に済まないですよ奥さん!




テキストと声が同時に出るのもあるけど、案外とあれは水増しには向いてない気がする。
読んで理解してから進む、という行為を放棄させてしまう可能性あり。
でも声優付きってのはセールスポイントとしては有り。


いえね、ギャルゲみたいなの作ってみて、「背景+キャラの立ち絵」ってのは心底優秀な水増しシステムだと思ったんですよ。全部イベント絵にしようとした私が馬鹿だったんです。
53枚の絵を描くハメになって思い出すのは、白詰草話ってエロゲー。
全然エロゲーじゃないどころか、本気でコレエロイラネ、って思ったゲームなんですが、使い回しが無いのにあの枚数ってのは大槍葦人が若くなかったら絶対無理だよなぁ、とか今になって凄さが判った。あんまり面白くなかったけどね。


話逸れまくりで謎のまま絵描きに戻ります。