農村には田畑の灌水の為にひかれた大小様々な用水路が縦横無尽に走っております。
ただ、この用水路――特に幅が80センチ以下程度の物は一旦設置されれば数十年メンテナンスなぞ行われる事は無く、継ぎ目のパッキンから水漏れを起こしては近所の畑をプチ水没させてたりします。
水漏れによって出来た小さな流れを遮る様に波板などを地面に突き立てている場面が目に入ることがありますが、あれは大変無駄なのです。
用水路本体と波板の間の隙間に土が存在している状態だと、結局は
- 脇から漏れて流れ出す
- 脇からじわじわと横に滲み出す
解決するには、『用水路本体と密着した耐水性の何か』を水が漏れている箇所に設置すればいいのです。
横方向に水が染み出さなければOKです。
下方向に水が染み出すのは果てしなく無視してOKです。
先の波板を失敗例のように書きましたが、波板を用水路の側面に合う形にカットしてぴったりと囲うならば、その補修はアリです。
しかし、そんな面倒くさいことしなくても、農家ならばどこにでも転がっている空の肥料袋を使って自力でなんとかすることが可能です。
本日は以下の画像の状態になってしまった畑の脇の用水路に漏水対策を施してみましょう