フェリシ●ンブルー

夏の終わりの丁度この時期に道端にモサモサと生える露草。

世間的には雑草扱いだけど、私はあの青さが大昔からとても好きだ。
花を搾って出てきた青い汁は洗えば流れる為、友禅染めの下書きに使われるとかなんとか。

青が好きなのだ。

朝顔の青も似ているけど、少し深みが足りない気がする。
紫陽花の青も似ているけど、まだ少し青みが足りない気がする。
オオイヌノフグリの青もいいけど、色が薄いし紫寄りの気がする。

青好きなのは私の目が黄ばんでいるからである。
色盲というのレベルではなく、多少モノが黄色く見える方向に偏っているのだろう。そして、物の見え方が黄色に偏ると、補色に当る青が他の色よりも鮮やかに感じるのではないだろうか？と勝手に思っている。
うちの妹などは飼うインコも毎回黄色ばかりだし服も黄色ばかり、結婚式のドレスも黄色だったので、あの人の目玉は私とは逆に青に偏っているのかもわからん。


何が言いたいか？
少し話が飛ぶが、携帯ゲーム機PSPのカラーバリエーションなどを見ると、フェリシアンブルーなどというのがある。
なにか心弾む字面であるが、実は単なる薄い青だ。
一文字違うだけでこんなにも薄くなるのか！と勝手に憤慨したものである。

そう、私が見たいのはフェリシタンブルーなのだ。
闇夜に蠢くダークストーカーズの猫担当フェリシアさんの青とは何か？
その命題に対する私なりの答えが露草の青なのだ。

しかしこれは、あくまで私にとってのフェリシタンブルーなのであって、みんながそれぞれのフェリシタンブルーを持っているのだ。
常時使うカラーがハンターならば中P、セイヴァーならば小Kカラーの私であっても、基本はフェリシタンブルーなのだ。


寝ぼけた頭をなんとかするために散歩に出かけて実にくだらないことを考えていた。

自分のイメージする色と同じ色を持つ花を探すのはおもしろいと気が付いた日曜朝の土手散歩であった。






あとたまに落書き↓