■襲われた方は命に別状は無い、との事なので一安心だが、報道内容を聞いていて誤解していた部分があった。
凶器はノコギリ、という事なので、大工が使う両方に歯の付いたアレを勝手に思い浮かべていたのだが、携帯用の折りたたみ型ノコギリだと知って血の気が引いた。
大工のノコギリはペナペナと撓り、幅が広いので風の影響もかなり受ける。つまり避けるのも容易で当ってもフニャリと曲がるので大した事はない。
ところが、携帯ノコはアカン。
アレは金属自体が分厚くて腰がしっかりとしている。台所の文化包丁より少し強度が落ちる程度だ。
問題は一旦接触してしまったら――いや違う。
『一旦、皮膚に向かって歯を叩き付けるのに成功したら』
身の毛もよだつ未来が予想される。ダメージを少なく逃げる方向は、歯の反対方向のみ。これが包丁だったりしたら多少のダメージ覚悟で刃と水平に逃げるのも選択肢になりうるけど、携帯ノコギリは引くことで切れるので、相手方向に逃げるとダメージが低いのだが有り合えない選択肢だし、相手から遠ざかると自らノコを引くハメに。歯が刺さった状態はかなり厄介だ。
■アレな漫画などで頚動脈は中々切れない系の台詞を見るが、ノコギリが首に振り下ろされたらどうなるんだろうか?
初撃でざっくり、あとはロックしているような物なので、ただ引くだけで大惨事になりそうだ。
■片刃である携帯ノコの背にカッターの刃をつけて両刃にしていたとかそれはどうでもいい事。携帯出来て、首さえ狙わなければ殺すこともなく大ダメージを与える事ができる武器という認識が私の中に出来上がってしまった。とにかく当てればOKで、当ったら思い切り引くだけなのだ。包丁で斬りつけるよりも技術が要らない。グリップもしっかりしている。
ホームセンターに行けば買えるとはいえ、握った事すらない人間が大多数なのは良い事なんだろう。私のように認識することがないのだから。
■あ、鉈振り回した藤原佐一さんは早く自首してください。
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